梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。この地に昔から伝わる手毬唄が、次々と奇怪な事件を引き起こす。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。

【人気シリーズ第2弾、文庫化! 解説:恩田 陸】 いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。

“2年前の未解決殺人事件を、再調査してほしい。

海新高校ジャーナリズム研究会(通称「ジャナ研」)に所属している、性格は少々難アリだが頭が抜群にキレる工藤啓介は、中学時代にあるトラウマを背負っていたために他人とはあえて距離を置くような高校生活を送っていた。

母は無実だったのです―娘の頼みにポアロの心は動いた。事件が起きたのは16年前。

故郷ライツヴィルに帰還した戦争の英雄デイヴィー・フォックス。

1887年英国。ブラックフィールド村に、『デイリー・テレグラフ』の記者と名乗る男が十年振りに帰郷する。

25年前に起こった殺人事件。

夫以外に、恋い焦がれる人がいる。梨園の御曹司、岩井芙蓉に嫁ぎ、充実した日々を送っていたはずの美咲。

【トニイ・ヒラーマン賞受賞】 アリゾナ州の荒れ地に老犬とともに住む男ロデオは、かつてロデオ競技のスターだったが、今は私立探偵をして食いつないでいる。

元検事補の女性から、スペンサーは一年半ほど前に彼女が担当した殺人事件の再調査を依頼された。

無実の死刑囚、死なせてなるものか――。

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。

十カ月前に腐乱死体となって発見された若い女性の母親が、事件の再調査を依頼してきた。

美しい利尻富士で、一人の会社員が不審死した。

アラスカの氷河で発見された一片の人骨から、意外な事実が判明した。

ポアロの旧友スペンス警視は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。

ニューヨークの公園内の洞窟で暮らしていることから、“ケイヴマン”と呼ばれるホームレスのロミュルス。

『三人の名探偵のための事件』『死の扉』の 英国黄金期本格の巨匠、待望の第6長篇登場。

カフェ・コメディの人気女性コメディアン、トレイシーが二年前の雨の夜、突如姿を消した。

「小樽へ行ってくる」と言って家を出た62歳の老人が、東京で死体で発見された。

「娘はなぜ殺されたのか。その理由だけでも知りたい―」私立探偵・神山健介にもたらされた依頼。

六年前、デヴィッドは妻を射殺した容疑で起訴され、裁判で無罪になった。

老刑事・有馬と、女性検事・春名、若手弁護士・世良の三名は、国の政策で創設された「誤判対策室」に配属された。

不思議な夢を見る力がある司と早紀、田舎町の連続殺人に挑む! 青柳碧人の「記憶」をめぐる特殊設定ミステリー! 早紀は泥酔して訪れたバーで、謎めいた男性・司と出会う。

私立探偵ジェイコブ・ロマックスのもとにデンバーの石油業者フィリップ・タウンゼンドの弁護士が電話をかけてきたのは、タウンゼンドが車ごとロッキーの岩場に転落して死亡してから6週間後のことだった。

1980年のバルセロナ。

「連続幼女殺人事件」を洗いなおせ 元刑事と若者たちがチームを組んだ! 真犯人はどこにいる!? 『死刑にいたる病』の俊英が放つ冤罪ミステリー 三十年前、人々を震撼させた『北簑辺郡連続幼女殺人事件』。

1963年、アメリカでケネディ大統領が暗殺され、イギリスでは大政治スキャンダル“プロヒューモ事件”が国を揺るがしていたころ、ヨークシャーの貴族の邸宅で泊まり客の一人が死体となって発見された。

「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。

煙管職人の佐之助は、品物を届けた後、かつての恋人で今は老舗足袋問屋の女房おつなと再会した。

ジャーナリズム学科の女学生マギーが課題として選んだのは、過去の未解決事件三件の再調査レポート。

裕福なビジネスマンの継娘レベッカ・ベネットがラスベガス市警を訪れ、母リタの死因の再調査を求めた。

爽やかな筆致で贈る日常系ミステリー! 軽音部の歌姫を付け狙うストーカーを撃退するため、ライブ会場に張り込んだ啓介たち。

クラスの人気者アンドリアが無惨な死を遂げて以来、7歳だったエリーは、姉との秘密を誰にも明かさなかったことを悔やみ続けてきた。

息を呑むほどの美貌と気品をもつ模範囚・浅尾夏香は、なぜ仮出所を頑なに拒むのだろうか?更生保護委員の岬剣一郎は、事件の再調査を始める。

マイアミ警察部長刑事ホウク・モウズリー、43歳。

静岡県藤枝市で起った“食堂一家殺害事件”の犯人として逮捕された岡野保は、一貫して無実を主張したが、死刑が確定。

「デル・ペイトン事件」の再調査を始めたペンとケイトリンだったが、町の記録は破棄され、FBIの資料も封印されていた。

建設会社社員の死体が、自宅近くの崖下で発見された。現場に遺書が残されていたことから警察は自殺と判断する。

野球推薦に落ちた荒川乱歩は、新設された谷根千高校探偵科に通うことになった。

警視庁組織犯罪対策部第四課刑事才賀雄介は、休職中だが彦根刑事部長から超法規捜査を許された身。

夫のジェフに生物学上の息子が?ジェフの息子と主張するその少年は、わたしの人生を大きく変えてしまった。

推理作家・吉本紀子は週刊誌の依頼で、2年前に越中八尾で起きた、未解決の不可解な連続死事件を調べるため、富山へ向かう。

黒人少年ばかりを狙う連続誘拐事件がヒューストンで発生、被害者はみな惨殺死体で発見されていた。

ミステリ作家の夫を亡くした裕美は、息子の友人・栞里に心を奪われていた。恋に落ちたといっていい。

時間のある限りどんな依頼も引き受けるようになり、多忙を極めていた名探偵・蜜柑花子。

リンチも殺しも朝飯前、最強の「半グレ」VS.元・気弱な県警捜査一課員+豪快無敵の中年探偵。

吉川英治文学新人賞受賞『地の底のヤマ』著者の快作! 目撃者・”見立て屋”刑事・殺人犯。

滝口正雄が翻訳しているのは、“ニンジュツ”修行に励む外国人ヒーローや秘術を繰り出す“くノ一”軍団が登場する日本を舞台にしたスパイ小説。

「私が犯人です！」「俺が犯人だ！」、全員犯人です！ 社長室で社長が殺された。